Linkin Park / リンキン・パーク - 100Alternative.com

Linkin Park / リンキン・パーク
Biography

リンキン・パーク(Linkin Park)は、アメリカ合衆国のロックバンド。オルタナティヴ・ミュージックの独自のミュージック・センスで幅広いジャンルの音楽要素を取り入れている。2014年6月時点での全世界累計アルバムセールスは5,500万枚以上を記録している。

Linkin Park : リンキン・パークの活躍

チェスターの加わったハイブリッド・セオリーは42社ものレーベルを訪れたが、一向に契約を結べないでいた。しかし、先述のジュフ・ブルーがワーナー・ブラザース・レコードA&R部門(新人アーティストを発掘・デビューさせる部門)に移籍していたこともあり、ワーナーとの契約締結に漕ぎ着けた。ところが、ワーナーにはすでに同名バンドが存在していたことから、リンキン・パークに改名した。

2000年10月、ドン・ギルモアのプロデュースで1stフルアルバム『ハイブリッド・セオリー』(Hybrid Theory)をリリース。ビルボード・アルバムチャート(Billboard 200)で初登場16位、最高位2位を記録。アメリカで2001年に最も売れたアルバムに認定され、現在までに世界で2000万枚近く売り上げている。収録曲のいくつかは、映画『ドラキュリア』『リトル★ニッキー』『バレンタイン』などでフィーチャーされた。2001年にデビューシングル「One Step Closer」をリリースし、同年11月、初の映像作品集『フラット・パーティー』(Frat Party at the Pankake Festival)を、4thシングル「In the End」と同時にリリースした。2002年、第44回グラミー賞で3つの部門にノミネートされ、『ハイブリッド・セオリー』からの2ndシングル「クローリング」(Crawling)でベスト・ハード・ ロック・パフォーマンス部門を受賞した。

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同年7月、『ハイブリッド・セオリー』のリミックス・アルバム『リアニメーション』(Reanimation)をリリースし、全米初登場2位を獲得。発売週だけで27万枚以上を売り上げ、リミックス・アルバムとしての初動売り上げ記録を更新した。

2003年3月、セカンドアルバム『メテオラ』(Meteora)をリリース。初週に81万枚を売り上げ、アメリカとイギリスで初登場1位を獲得した。現在までに全世界で1000万枚以上の売り上げを記録している。同年11月には1stライヴ・アルバム『ライヴ・イン・テキサス』(Live In Texas)を、2004年にはジェイ・Z(Jay-Z)とのマッシュ・アップ作品『コリジョン・コース』(Collision Course)をリリースし、後者は全米初登場1位となった。

2006年、ジェイ・Z feat. リンキン・パークの「ナム/アンコール」(Numb/Encore)で第48回グラミー賞の最優秀ラップ/ ソング・コラボレーション部門を受賞。開会式でポール・マッカートニー、ジェイ・Zとともに「ナム/アンコール」「イエスタデイ」を披露した。
2007年5月、リック・ルービンをプロデューサーに迎え、実に4年2か月ぶりとなる3枚目のオリジナル・アルバム『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』(Minutes To Midnight)をリリース。音楽性で大きな路線変更があり、賛否両論が起こったものの、アメリカ、日本を初め世界31か国で1位を獲得。そのほとんどの国々でプラチナディスク、ゴールドディスクの認定を受けた。また、アルバムからのファースト・シングル「ワット・アイヴ・ダン」が、スティーヴン・スピルバーグ制作総指揮の映画『トランスフォーマー』の主題歌に使用された。

2010年8月2日にリリースされた『ア・サウザンド・サンズ』からのリード・シングル「ザ・カタリスト」が、ビルボード・ロック・ソングスチャートで1位デビューを成し遂げた。これはロック・ソングスチャートが2009年にスタートして以来史上初の出来事となった。オルタナティブ・ソングスチャートでも3週目に1位を獲得した。
2010年9月、前作から約3年ぶりの4thアルバム『ア・サウザンド・サンズ』(A Thousand Suns)をリリースした。プロデューサーには、前作『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』で共演したリック・ルービンとマイク・シノダが再び起用された。

2012年4月18日に5thアルバムからのリード・シングル「Burn It Down」を発表(アメリカでは4月16日、日本盤CDは5月23日)。およそ2か月後の6月には、前作から約2年ぶりの5thアルバム『リヴィング・シングス』(Living Things)を発売。自身最短のリリース間隔である。また、前2作に引き続き、リック・ルービンとマイク・シノダの共同プロデュースである。

2014年6月に、6作目のアルバム『ザ・ハンティング・パーティー』をリリース。今作は、前3作で共作していたリック・ルービンの手を離れ、メンバーのブラッド・デルソンによる初のセルフ・プロデュースである。ヘルメットのペイジ・ハミルトン、システム・オブ・ア・ダウンのダロン・マラキアン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロといった、オルタナティヴ・メタル・ミュージシャンを迎え、全体を通してハードロック、及びヘヴィメタル色が強くなった。