90年代初頭、それまでのきらびやかなハードロックに代わって支持されたのが、普段着で荒々しく、鬱屈した雰囲気を漂わせたロックの新しい潮流“グランジ/オルタナティヴ・ロック”だった。その扉を一瞬で開けたのがニルヴァーナとこのパール・ジャムである。両者は常にライバル的存在として注目を浴び、また世界を塗り替えた2大バンドとして、当時どのロック・バンドよりも若者にとってリアルで“俺たちを代弁する音”を象徴する存在だったのだ。91年に発表されたこの1stアルバムは、若者の代弁者と評された歌詞と王道ロックにルーツを感じさせる暗く陰りのあるヘヴィなサウンドが特徴。ローリングストーン誌の「90年代のベストアルバム」でも6位にランクされた名盤。今も尚シーンに影響を与える唯一無二の存在であり続ける彼らは、この20年間世界で最も売れ続けた“真のアメリカの音(ロック)”となった。この1CD紙ジャケ(オリジナル絵柄)+リマスター盤は日本独自仕様。
・ amazon music : Pearl Jam : Ten : TEN (1991)
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